水虫の治療薬として広く使われているのがラミシールクリームです。
しかし、上手な使い方が出来ている人が少なく、非常に残念です。
ポイントは「かきくけこ」と覚えると良いでしょう。
「か」は、乾燥させる、「き」はきれいにしてから、「く」は薬だという認識を持つ、「け」はケチらない、「こ」は根気よく使うです。

ラミシールクリームは、皮膚を乾燥させてから使うのが上手な使い方です。
これが出来ていない人が多いようです。

きれいにしてから使うためには、入浴後の清潔な状態での使用が最適です。
入浴後は角質が柔らかくなっているので、薬が浸透しやすい状態です。
入浴後のきれいな状態で使いましょう。

きれいにするのは、水虫が出来ている患部だけではありません。
手も清潔にして塗ってください。
汚い手でクリームを塗ると、ラミシールクリームにばい菌をつけてしまうことになります。
また薬を塗った後も手には白癬菌が付いているので奇麗に洗って清潔にしましょう。

ラミシールクリームは薬なので、使用上の注意や使用方法を守って使ってください。
薬だという認識を持って、使うことが大切です。
当たり前のことですが、意外と安易な気持ちで使用方法の注意書きなどを読まずに使っている人が多いです。

ラミシールクリームは、ケチらないで多めに塗ることも大切です。
多くの人が、目で見て水虫が出来ていると判る患部にだけ塗っています。
しかし、目には見えなくても患部以外にも白癬菌が潜んでいる可能性があります。
人差し指が水虫なら、その隣の中指や親指にも白癬菌が潜んでいる可能性が高いです。
ケチらずに多めに塗るようにしてください。

足のすべての指の間からかかとまで、また足の裏全体にも多めに塗る必要があります。
10g入りのクリームなら2~3週間で使い切るのが目安量です。
ケチるとなかなか良くならないので、結局は治るのに時間がかかって、薬代の節約にはなりません。
根気よく塗るというのは、多くの人が見た目がきれいになったら塗るの止めていますが、2週間程度で良くなっても、角質層の奥には白癬菌が生き残って潜んでいます。
最低1か月は、根気よく塗り続けてください。

古い皮膚が新しい皮膚に入れ代わるには、1か月はかかります。
途中で中断した場合は、また1からのスタートと言うことで、塗り直した時点からさらに1か月は使用を続けてください。
また、塗る際は外側から内側にらせんを書くように塗るのがベターです。
乾燥、きれいに、薬だという認識、ケチらない、根気よくの「かきくけこ」で水虫を退治しましょう。

やりがちなラミシールクリームの意味のない使い方

早く良くなりたい気持ちが募って、時々やり過ぎたり意味のない使い方をしている人がいます。
ラミシールクリームは通常は1日1回の使用でOKです。
たったの1日1回で良くなるのかと不安になって、塗る回数を増やす人がいますが、意味はありません。
使用回数を増やしたからといって、その分早く治るという訳ではありません。
回数を増やすとその分、副作用も出やすくなります。
かぶれやすくなる可能性も出てきます。
却って悪化させることになりかねないので、使用回数は守ってください。

ラミシールクリームを塗ってもなかなか良くならないという場合は、回数ではなく塗る量が少ないというケースが多いです。
患部にだけしか塗っていないというケースでは、なかなか良くならないことが多いです。
1日1回で良いので、ケチらず多めに塗ることが大切です。

また、清潔にするために、入浴後に使うのが上手な使い方ですが、早く塗ろうと水が滴っている皮膚に使っても意味がありません。
よく水分を拭きとって乾燥した皮膚に塗ってください。
水分が残っていると、それが膜となって、薬の浸透を妨げます。

汗をかいた後や部活で汚れた足に使うのも、意味がありません。
汗や汚れの膜で、クリームが浸透してくれません。
入浴後に使うのが最適だというのは、このような理由からです。
きれいにしてから使いましょう。

ゴシゴシとこすって塗ったり、奥の方まで薬を浸透させようと擦り込むように塗るのも意味がありません。
皮膚を傷つけてしまうことにもなりかねません。
皮膚に傷があると、その傷口から菌が侵入しやすくなって却って悪化させます。
傷がついている所に汚れが溜まりやすいのと同様です。

ラミシールクリームに限らず、皮膚に塗る薬はゴシゴシとこすったり擦り込んだりして浸透させようとしなくても、のばして塗るだけで充分に浸透するようにできています。
擦り込むようにして使っている人が多いようですが、擦り込まずに使うのが上手な使い方です。
これらのことは、知らなかったという人も多いでしょう。
少しのことですが、治り方が違ってくるので、これからはこれらのことにも気をつけて使ってください。