足に水ぶくれができるとまず疑うのが水虫です。
かゆみを伴って長い間辛い思いが続きます。
水虫菌である白癬菌を死滅させない限り症状が治まることはありません。
水虫用の薬をこまめに使うことで殺菌を繰り返すことが必要ですが、それでも全く改善しないこともあります。
原因を医療機関で調べてもらうと水虫ではない違う病気であることがあります。
それが汗疱性湿疹です。

水虫に似ている症状になるのが汗疱性湿疹です。
手や足に1mmから2mm程度の水ぶくれができます。
その水ぶくれが破れて湿疹に悪化したものが汗疱性湿疹です。
原因としては汗がうまくかけないためと言われています。
寒い時期は汗の出口が閉じているため汗が出る時に十分に出すことができず、皮膚の内部に溜まってしまうことで水ぶくれになります。
そのため発症は春先や秋口が多くなります。

汗疱性湿疹は、最初に汗でできた汗疱ができます。
この状態では炎症が出ていないため湿疹ではありません。
多くの場合水ぶくれ以外の症状がないため気がつかないでいつのまにか治っています。
水ぶくれが破裂して炎症が起こると湿疹に悪化します。

炎症を抑えるような薬を使うことによって2週間程度で改善に向かいますが、炎症が悪化してしまうと重症化することもあります。
湿疹が出たら早めに医療機関に行って見てもらった方が早く治すことができます。

汗疱性湿疹は汗が原因

汗をかいたらすぐに拭き取ることや汗を吸い取りやすい靴下などを使ってたまらないようにすることが重要です。
多汗症の人がなりやすい傾向があるため、発汗性の高いものを食べたりすることを避ける、緊張などのストレスが強くなるような状況を避けるなど注意が必要です。

水虫と異なり皮膚の表面に近いところに発症するため、こまめに拭き取るなど汗を除去することで悪化させることを防げます。
汗疱の状態で湿疹にならなければ汗疱性湿疹にならないためかゆみなどの症状がありません。

汗疱性湿疹は水ぶくれができるため見た目が似ている水虫とよく間違われます。
決定的な違いは水ぶくれに菌があるかないかです。
水虫は白癬菌と言うカビの一種が皮膚に付いて増殖することで発生する症状です。
汗疱性湿疹の場合は、通常皮膚から出る汗が溜まったものと言われています。

見た目では違いがわからないため、水ぶくれとかゆみがあれば水虫を疑う人がほとんどだと思います。
汗疱性湿疹の場合はかゆみが初期だけで長続きしない特徴があります。
長い間かゆみが続くようであれば水虫を疑うことになります。

水虫によってできる水ぶくれには白癬菌が入っているため、破れて他の部分に付着することで広がっていきます。
スリッパやバスマットなどを介して他の人にも感染する恐れがあります。
汗疱性湿疹が原因でできる水ぶくれは菌を含まないため、破れても問題ありません。

菌が原因である水虫の場合は、菌を死滅しない限り完治することはありません。
白癬菌はカビなので高温多湿を好みます。
特に暑い時期には活性化してかゆみを引き起こします。
症状が見られなくなっても菌が残っていると高温多湿になるとまた同じように発症する特徴があります。

逆に汗疱性湿疹は、汗腺の出口が十分に開いていないことで皮膚内部に汗が溜まっていることが原因と言われています。
そのため汗が出る時期ならいつでも発症する恐れがあります。
水虫と同じように高温多湿の時期に増えることになりますが、一年を通して発症するところに違いがあります。
水虫と汗疱性湿疹を自覚症状によって見分けることは難しいですが、時期やかゆみがあるかないか、ある場合には長期間続くかなどの状況を確認することである程度区別することができます。