爪は半透明が正常な状態なのですが、その爪の表面が白く濁るような症状になったときには注意が必要です。
その爪が白く濁るような状態になった原因が爪水虫である可能性が高いからです。
爪水虫は手足の皮膚を白く濁る状態にする原因菌である白癬菌が爪の中に侵入して繁殖している状態です。
通常の水虫は白く濁るだけでなく皮膚が水気を含みただれるようになり強い痒みを出すことが特徴です。
しかしこの爪水虫の場合には爪の表面が白く濁るという状態以外では痒みといった症状がでないため見過ごされやすいです。

爪水虫は通常の水虫とは違う特徴を持つのですが、それが感染力の強さです。
水虫の感染経路は白癬菌がいる土壌を人間が歩くことによって皮膚に侵入し、その後皮膚の汗や温度そして古い角質を食べて繁殖し始めます。
通常の水虫は皮膚の中に存在してるため軟膏を塗ることで治りやすいですが、爪水虫は爪に守られているため軟膏が届きにくいです。
爪の奥で栄養を蓄え強くなった白癬菌が、今度は皮膚を新しく作り替えるための角質をはがしたときに一緒にくっついて外に出ます。
通常の皮膚の中に入る白癬菌は外に出た段階で動かなくなるのですが、爪の中で栄養を蓄えた白癬菌は角質と一緒に剥がれても数日は生きたままでいられます。
そして数日中に生きてる間に、その剥がれた角質に触れてしまうと別の人に感染が広がってしまうという流れになります。

爪水虫の感染経路としては元々持っていた白癬菌が爪の中に入ることで感染するか、先に言ったとおりに元々持っていた人の角質が入ったお風呂場のバスマットを介して感染するということになります。
そのため家族の中で白癬菌を持っている人がいるもしくは大衆浴場で不特定多数の人間がバスマットを踏んだ上を歩いた時には注意が必要です。
白癬菌が侵入するまでには12時間の猶予があるのでその間にしっかりと泡立てた石鹸で角質を洗い流しドライヤーを使用して乾かすと感染を防ぐことができます。

爪水虫を放置するとどうなる?

先に言ったとおりに爪水虫は初期症状がないため見過ごされることが多いのですが、実は放置は最も危険なことをあまり知られていないです。
その危険性とは白癬菌が皮膚の中にある細胞組織や血管組織にまで進行することです。

白癬菌は自身の酵素で皮膚組織を溶かして栄養にしていくと仲間を増やすのですが、その仲間の生息域を大きくするためにより深く皮膚の中に侵入していきます。
そして細胞組織にまで進行すると、その酵素が細胞組織を攻撃することによって炎症が起き、腫れ上がります。
その炎症が起きると足の爪が変形するだけでなく、爪の変形で足の圧力が一点に集中してしまい痛みとなって現れるため歩きにくくなります。
さらに放置すると白癬菌が血管の中に入ることで全身をめぐると、その白癬菌を攻撃するために本来活動することのない抗体が活動して白癬菌を攻撃します。
その状態になるとアレルギー反応に似た状態になり発熱だけでなく全身に発疹がでます。

そのため水虫だからと侮らずにしっかりと治療をすることが大事です。
通常の水虫の場合には軟膏を塗ることで抑えられますが、爪水虫は爪の中に侵入しているため軟膏では退治しきれないです。
そこで皮膚科を受診してまだ軽度から中度であれば、皮膚科で処方される内服薬を飲みます。
内服薬は抗生物質と漢方薬であり、抗生物質で水虫の繁殖を防ぎつつ漢方薬の体質改善力で水虫をもとから絶ちます。
この治療を1週間以上続ければ完治できます。

しかしあまりにも爪が変形しているもしくは進行が進み過ぎている場合には、一度手術で爪を切り取った後に原因菌の白癬菌を除菌します。
そのうえで内服薬を飲みつつ爪の再生を待って完治を目指すことになります。