白癬菌というカビの一種。
それが足に感染した場合には水虫になります。
ただ白癬菌が感染するのは足のみではありません。
爪がなったら爪水虫ですし、全身の皮膚に感染することもあります。
それに、頭に感染することもあるのです。
頭部白癬です。
頭部白癬はしらくもとも呼ばれます。
大量のフケが出てくるため単なるフケ症と勘違いされることも多いしらくもですが、そのほかに頭皮にかさぶたのようなものができたり、感染した部分が赤く腫れあがったりといった症状も出てきます。
足水虫同様に痒みを伴うこともあります。

頭部の場合、髪の毛が抜けやすくなるという症状もあります。
一度感染すると治療を行なわなければ完治することはありません。
頭部水虫が悪化すると髪の毛がすべて抜け落ちてしまうこともあります。
通常だとたとえ薄毛になっても女性は女性ホルモンの影響で脱毛することはありません。
子供もそうです。
しかし頭に水虫が繁殖すると子供も女性でも関係なく円形脱毛症のように毛が抜けてしまうのです。
今や日本人の5人に1人は身体のいずれかの部分に白癬菌が感染しているとの調査結果もあります。
フケ以外の症状も気になったら早めに病院での治療を行なうようにしましょう。
日頃から予防法を身に付けておく必要もあります。

どちらかというと子供がかかりやすい病気として知られていましたが、最近では大人の女性の感染者も増えてきています。
あなたのフケも、もしかしたら頭部白癬なのかもしれないのです。

抗真菌クリームを使用しての治療を行なうことで病気を治すことはできます。
抗真菌クリームが無理でもテルビナフィンやイトラコナゾールなどの内服薬があれば重症化していても十分完治させることはできるのです。
ただそのためには表面的には治っていても自己判断でやめてしまうことなく治療を続けることが必要です。
髪の毛がすべて抜け落ち、菌が完全にいなくなるまで続けることできれいな頭皮がよみがえってくるのです。

頭部白癬の二次感染を防ぐ方法

足の水虫の場合、スリッパやバスマットを介して感染したのでしょう。
頭部白癬の場合にはタオルや帽子を使いまわす中で感染する危険性は大きいです。
二次感染の予防法としても、タオルや帽子の貸し借りはやめましょう。
頭部白癬になっている場合、身体の他の部分も菌に感染しているケースは多いです。
不用意に接触しないようにもして二次感染ができるだけ起こらないよう気をつけてください。

健康な皮膚であればたとえ菌に接触しても感染するまでにある程度の時間がかかります。
毎日髪の毛を洗ってきれいに保つようにしてください。
髪の毛を洗った後や汗をかいた後の湿気を帯びた状態で放っておくのも危険です。
カビたちは湿った環境を好みます。
枕カバーや布団カバーも、きちんとこまめに洗濯してきれいにしておきましょう。

自身が感染している場合には、一緒に暮らしている家族はどうしても被害を受けやすいです。
家族全員が薬を使用したりそれぞれの枕カバーをこまめに洗ったりとなると大変です。
感染経路をできるかぎり断つようにするとともに、初期段階の症状を見逃さないようにして感染しても早めに治療できるようにしておきましょう。
ペットたちだって感染の可能性はあります。

水虫のついた手で頭を触ることによって頭にも水虫菌がやってくるということもあるので、この機会に足や爪水虫も治療してしまいましょう。
お風呂屋さんや水泳の授業など白癬菌に晒される機会はいろいろあります。
それでも全員が全員感染するわけではないのは、自己免疫力・お肌のバリア機能が働いているかどうかも関係します。
規則正しい生活・栄養バランスの整った食事もまた菌に感染するのを防ぐために必要なことなのです。