ラミシールという名前の薬は、主に水虫の治療薬として使用されている薬で白癬菌や皮膚カンジダ症の治療に使用される抗真菌薬です。
テルビナフィンという成分が含まれており、水虫やカンジダ症に効果があります。
治療しないと水虫は改善できないのでラミシールクリームなどの治療薬で対処する必要があります。
ラミシールクリームを塗ることによって、真菌である白癬菌を殺菌することが出来ます。
水虫による痒みやただれ、赤みなどの症状を治すことが出来ます。

水虫は一度、真菌である白癬菌に感染してしまうと、感染力が強く、菌の増殖力も強いため、なかなか治すことが出来ませんので、自然治癒が難しいでしょう。
そこで、ラミシールクリームを白癬菌に感染された箇所に塗り、治してゆく必要があります。
本人以外にも、家族にも感染しやすいため、ラミシールクリームを塗る他にも、家の中では靴下を着用して菌をばらまかないようにすることが大切です。

ラミシールクリームの副作用とは?

ラミシールの副作用が気になる女性 ラミシールクリームは白癬菌の治療に効果がある薬なのですが、副作用には気をつける必要があります。
足白癬には74.3%の効果があり、体部白癬には、85.6%の効果があります。
真菌を殺菌する効果の高い薬であるため、皮膚科を受診すると水虫の治療薬としてラミシールクリームが処方されます。
またラミシールクリームは薬局でも手に入れることができる薬です。
水虫に高い効果のある薬ですが、使用方法を誤ると、皮膚トラブルなどの副作用が出る場合もありますので、正しく使用しなければなりません。

ラミシールクリームの使用方法

ラミシールクリームの使用は1日1回塗るだけにしておきましょう。
1日1回以上塗ると、副作用が出る恐れがありますので気を付けましょう。
ラミシールクリームを塗った後は、刺激感などはあまりありませんが、まれに副作用として、皮膚の刺激感や接触皮膚炎、発赤、色素沈着、掻痒症などの症状が出る場合もあります。
こうした症状が出た場合は、皮膚科で診てもらいましょう。

副作用の出現率と注意が必要な人

副作用の出現率は1.81%という低い割合で安全に使用することが出来る水虫薬なのですが、ごくまれに副作用が出る場合がありますので、注意が必要です。
使用するのに注意が必要な方がいます。
妊娠中の方や妊娠する可能性のある婦人の場合、妊娠中の使用の安全性の確定が確立していませんので、使用しない方が無難でしょう。
使用したい場合は、医師に相談した方がよいでしょう。
また小児への使用は使用経験がこれまで少なく、安全性が確立していませんので、小児の場合も医師と相談する必要があるでしょう。

皮膚トラブル回避のため紫外線に注意

ラミシールクリームの主成分はテルビナフィン塩酸塩というものなのですが、モルモットを使用した動物実験を行った場合、テルビナフィン塩酸塩には光毒性が認められています。
人体実験で、背中の皮膚の表面に、テルビナフィンを塗った場合は、皮膚刺激性が認められていません。
出る可能性がまったくないというわけではありませんので、ラミシールクリームを塗った後は、紫外線などに当たらないようにした方がよいでしょう。

テルビナフィン塩酸塩を皮膚に塗った状態で紫外線に当たると、光毒性という作用が働き、皮膚トラブルが起こることも考えられます。
テルビナフィン塩酸塩を塗布した部分が急に赤くなってきた場合や、ひどい湿疹が出てきた場合は、急いで皮膚科で診てもらいましょう。

目に入ってしまった場合

またラミシールクリームが誤って眼に入ってしまった場合は、強い刺激感や掻痒感に襲われる場合がありますので、目に入らないようにしましょう。
角膜や結膜はとてもデリケートな部分ですので、副作用が出やすい部位でもあります。
子供や高齢者がいる家庭では、ラミシールクリームを誤って使用しないように、保管場所にも注意をする必要があるでしょう。

ラミシールクリームの使用前後の注意事項

併用禁止薬は特にありませんが、他の病気で治療を受けている方や、他の薬を使用されている方は、念のため、医師にラミシールクリームを使用してもよいかどうかを確認されてから使用すれば、副作用を回避することが出来るでしょう。
またラミシールクリームを自宅で使用するときは、高温多湿の場所を避けて、涼しい場所にしまうようにしましょう。
海外製のラミシールクリームを個人輸入して使用される方は、安全なメーカーから製造されているものを使用するように心がけましょう。

水虫の治療は完全に白癬菌を殺菌するまでには、3か月から半年以上はラミシールクリームを塗って治療し続けなければなりません。
この間、何か刺激感や掻痒感、発疹、発赤などの皮膚トラブルが現れたら、そのままにせずに、病院を受診してみてもらうようにしましょう。

また足の裏などは、傷が出来やすい部分であるため、傷口に雑菌と共にテルビナフィン成分が入り込むと、傷口が悪化する場合もあるかもしれません。
傷が出来た場合は、傷の部分だけ塗るのを避けた方がよいでしょう。

ラミシールクリームは爪の水虫にも効きます

爪水虫の写真 水虫は足の裏にできるというイメージをお持ちの方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし足の爪にも出来てしまう場合もあります。
爪の状態がおかしいということに気がついたら、爪水虫を疑ってみてもよいでしょう。

正常な脚の爪は白色をしているのですが、白癬菌に感染してしまうと、爪の色が変化をし黒く濃い色になってしまったり、黄色く変色してしまう場合もあります。
爪水虫の状態が悪化していくと、爪がボロボロと剥がれ落ちてしまうこともあります。

爪が水虫になっている場合は、ほとんどの場合、足の裏の皮膚も水虫になっているケースがほとんどですので、爪水虫以外にも、足の皮膚の水虫も完治させていく必要があるでしょう。
その場合もラミシールクリームで白癬菌を根こそぎ殺菌していく必要があります。

爪水虫は自覚症状が少ない

爪水虫は自分でもなかなか気が付かない場合もあります。
足の皮膚に出来てしまった水虫の場合だと、刺激感や掻痒感などの症状があるのですが、爪に出来た場合は、本人の自覚症状がないため、気がついた時には、足の爪がボロボロになっている場合もあるのです。

水虫独特の掻痒感がない爪水虫は、日本人の10人に1人が感染しているというデータもあります
元々、足に水虫があり、真菌である白癬菌が爪に感染したものです。
爪の周りの皮膚が分厚くなっている方や、ガサガサしている方、爪の色が変色している方は、一度皮膚科を受診しましょう。

ラミシール内服薬も効果的だが・・・

こうした爪水虫にもラミシールクリームが効果があります。
外用薬として爪に塗る他にも、皮膚科ではラミシール内服薬がありますので、塗るケアと服用して身体の内側のケアが必要になります。

ただラミシール内服薬は、殺菌力の強い薬であるため、肝臓への負担が大きいということです。
そのため、内服薬での治療は、肝機能に問題がないかどうかを検査をしてから行います。
長期間ラミシール内服薬を服用した場合、肝炎肝機能障害血小板減少肝不全を起こす可能性も考えられます。
肝機能に負担をかけたくないという方は、ラミシールクリームを塗って、根気よく時間をかけて治していくしかありません。

ラミシールクリームは根気強さが必要だが負担は少ない

ラミシールクリームは爪内部の白癬菌まで到達させるのはとても難しいことです。
爪水虫になっている爪は出来るだけ短く切り、爪がボロボロになっている部分はやすりなどで擦り落としていきましょう。
皮膚と爪の間の部分、爪の裏側にラミシールクリームを丁寧に塗り込みましょう。

足の爪は手の爪と比較すると、爪が伸びるのに時間がかかります。
半年から一年後に生え変わりますので、その間は、ラミシールクリームを丁寧に皮膚と爪の間、爪の裏側に塗り込んで治す方法があります。
ラミシール内服薬を服用する治療とは違い、身体に一番、負担をかけずに治療することが出来るでしょう。

爪水虫を最終的に治療するには、やはり白癬菌をなくすことがとても大切です。
爪に水虫がいるということは、足にも水虫がいると考えた方がよいため、ラミシールクリームを1日1回、丁寧に塗り込んでやっつけていくしか方法がないでしょう。

また爪の白癬菌は、皮膚の新陳代謝のスピードよりも速く増殖していきます。
皮膚や爪の新陳代謝では、古い角質が剥がれ落ち、新しい皮膚や爪が再生していくのですが、皮膚の場合1か月以上、爪の場合、半年以上で生え変わります。
その間に、白癬菌はどんどん増殖をしていきますので、毎日、白癬菌を抗菌する効果のあるラミシールクリームを塗っていくしか方法がありません。


継続使用が大切

爪の状態が正常になった後も、足の皮膚の水虫がよくなった後も、ラミシールクリームの使用は自己判断でやめないようにしましょう。
表面上は何もないように見えても、皮膚や爪の角質層の奥には、白癬菌がある場合もありますので、治ったように思えても、1か月以上はラミシールクリームを塗布する必要があるでしょう。
継続使用の中止は医師の判断の下行うのがベストでしょう。

薬局の薬とラミシールクリームはどちらが効く?

医師と薬 薬局には様々な種類の水虫の薬があります。
ラミシールクリームももちろん薬局で手に入れることが出来ます。
薬局で購入できるものには、皮膚から薬の成分を浸透させて、白癬菌を殺菌したり、感染経路を遮断することができるというものなど、様々なものがあります。
しかし水虫を本気で治すためには、原因菌である白癬菌を殺菌することと、白癬菌の温床を断ち切ることが必要です。

そのため、市販の一般的な水虫薬よりも、ラミシールクリームの方が原因菌である白癬菌を殺菌する力が優れています。
ラミシールクリームで水虫を治療していった方がより効果的であるといえるでしょう。

臨床実験が行われ効果が実証されている

臨床試験で、薬局で市販されているラミシール以外の薬とラミシールクリームとを比べています。
ラミシールクリームの方が足の白癬菌に対しては、74%以上という高い有効率ですので、科学的にもラミシールクリームの効果は実証されています
白癬菌を根本から断ち切るためには、やはりラミシールクリームで治療するのが確実な方法だといえるのではないでしょうか。

ラミシールの種類

薬局で手に入れることが出来るラミシールには、クリームタイプのもの、液体タイプのもの、スプレータイプのものがありますので、用途や好みに応じて選択されるとよいでしょう。
クリームタイプの良いところは、自分で量を調整することが出来るという点です。
また液ダレすることがないため、塗った後は、よく肌に馴染みます。
液体やスプレータイプのものは、直接、水虫部分に手を触れたくないという方には向いています。
ただ液ダレしないように、下にティッシュなどを敷いてから使用するとよいでしょう。

市販されているラミシールも有効

市販されているラミシール水虫薬には、テルビナフィン塩酸塩という成分以外にも、痒みを沈めてくれる成分や、炎症を抑える成分、皮膚を保湿させるための成分などが含まれています。
皮膚科で処方される成分と市販されているラミシールクリームはほとんど同じ成分ですので、効果も同じぐらいだと考えてよいでしょう。

水虫は自然治癒しない

水虫の場合、なかなか皮膚科で診てもらうのは勇気がいることかもしれません。
しかし薬局でもラミシールクリームを手に入れることが出来ますので、水虫に悩まされている方は、ラミシールクリームを使ってきちんと治すことが肝心でしょう。
市販薬には、使用上の注意が記された注意書きがありますので、きちんと注意書きに記されたことを守り、正しく薬を使用すれば、水虫は自分で治していくことも出来るでしょう。
1日1回塗布するという決まりを守って、根気よく薬を毎日塗り続けていくことが大切です。
また治ったように見えても、白癬菌が角質の底に眠っている場合もありますので、自覚症状がなくなってからも、薬を最低1か月以上は塗る必要があるでしょう。
水虫は自然に治るということは決してありませんので、水虫の症状を持っている方は完治を目標に治療していきましょう。

水虫にならないために

二度と水虫にならないためにも、普段から足をよく洗うことが大切です。
また家族に水虫の方がいらっしゃる場合は、同居家族に感染させる可能性も高まりますので、家族全員が水虫対策を行う必要があります。

水虫の原因である白癬菌は私達の身の回りにある菌でもあります。
感染者から白癬菌が感染するだけでなく、水や土の中、床や畳などを媒介にして、感染する場合もあります。
1日に1度、石鹸で身体や足の裏を丁寧に洗い、菌を洗い落とすことが水虫を防ぐ対策にもなります。
また水虫になっている方は、他の方に感染させないためにも、ラミシールクリームを塗る他にも、家の中では靴下を履くようにして、白癬菌を家の中で広げないようにすることも大切です。

現在は水虫薬も効果が高いものが市販化されていますので、自宅で水虫を治すことが出来る時代になりました。
特にラミシールクリームは高い抗菌作用効果がありますので、白癬菌を根本的に解消することが出来る薬です。